人間教育

「人間教育」とは人間的な成長・成熟を実現するための教育で、教育の最終的な目標は、一人の人間として自立し、世の中を生きる力と自らの人生を生きる力とを身に付けることだそうです。
私自身、それが身に付いているかと考えるとまだまだだと感じます。

社会人歴10年を目前にしても上司からは「まだまだガキだな」と言われる始末。
されど部下からは信頼できる上司・先輩として期待されるプレッシャーで不安になる始末。
社会人として駆け出すのにやっとスタートラインに立てたところだと思います。

仕事にも慣れ、日々のタスクのこなし方にも多少は余裕ができたところで、やっと視野が広がりました。
20代は仕事に追われ、時間に追われ、上司にどやされ、ストレスで悩み苦しむ日々だったと感じます。
それでも仕事を乗り越えるために沢山のことを学び、吸収し、やっと落ち着いて周囲を見回すことが出来るようになりました。

そして広げた視界でまだまだ自身が未熟だと身に染みました。
目前のタスクに集中するだけだったときと違い、周りのメンバーの状況やプロジェクトの予定や進行、そしてリーダーの立ち居振舞いや行動が会社やチーム全体にどのように影響を与え貢献しているのかがより鮮明に視えました。

円滑に仕事を進めるために臆せず行動する積極性や、一人一人の状況を考え守るための提案や駆引きがどれほど必要でどのように行われてきたか解りました。
と理解はしたものの知識があっても行動に移すとたどたどしくなったり、口ごもったりする事が多いです。
何事も経験が必要でまだまだ未熟者と思い知らされました。これからもチャンスを見つけて挑戦していきます。

そして社会人歴10年目が目前となれば、歳も30代目前、30代は人生の岐路に立っているとよく聞きます。
20代よりやや体力は落ちるものの、社会人としての余裕が活動の幅を広げ、新たな発見や成長に繋がるとのことです。
私も最近、こういうことか!と気づいたチャンスがありました。
パートナー会社さんのお誘いで初めてスノーボードを経験させていただく機会がありました。今まで全く関心がなかったスノボ。これも何かの縁と、是非ともご一緒させていただこうと思いました。
事前に講義頂いたこともあり初心者ながらも滑ることができ、またスノボに行きたいという熱い想いが沸き上がりました。
そしてスノボで何度も倒れては立ち上がりを繰り返すことで、仕事も同じだなと改めて感じることができました。七転び八起きじゃ全く足りない、諦めずに何度も挑戦するべきと実感しました。
他にもイベントの企画や進行など皆をまとめる立場はどのように行動すればよいかも勉強させていただきました。
これからも広がった視野で今まで行くことのなかった場所や、イベントや部活動など積極的に行動しようと思います。
そしてその経験を仲間や会社、社会に貢献出来るように常に勉強する精神で活動しようと思います。

人生は一生勉強ともよく言います。
社会人としての私も、生身の私も、これから先まだ長い月日のなかで、多くの学びや発見が隠れていると思います。
人間が人間に知識を教わるのは遺伝子に刻み込まれていると聞いたことがあります。
親や先生、人間同士で教え合い、学び合う、新たなアイデアを発見することが人間の強さだそうです。
私も上司や先輩、職場の同僚、果ては見知らぬ人からも沢山教わり勉強させていただき、それらを長い人生で成長するための糧とし、そして人生の後輩たちの糧となれるよう自分を磨いていきます。

目前に迫った人生の岐路、この先の自分の向かう先、自身の生き方を構成する軸を、沢山の人間や物事から勉強、吸収して一歩先、更に一歩先、そして事の終着点まで見通せるように、これからも日々精進して勉強していこうと思います。

あさ

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