ここ最近、少しだけ「SNS断ち」をしようと試みています。
数年前にコロナ禍の影響でインドアな時間を過ごすことが増えていた頃から、
自宅で過ごしている間は、あてもなくSNS アプリを見る癖がついてしまいました。
朝起きて布団の中で。食後に席に座ったまま。果てはトイレや湯船の中で。
暇さえあれば、何らかのSNSアプリを開いて情報収集を行っていたと思います。
ふとスマホのスクリーンタイム機能を覗くと、
1日に平均5時間はそのように過ごしているという事実が表示されていました。
週の平均はなんと40時間ほどでした。皆さんはどれくらいの時間でしょうか。
これだけでも長い自覚はありますが、パソコンから覗いている時間もあるので
実際にSNSを触れている時間が更に長いことは確実です。
毎日の平均が5時間。これはとても長い時間のはずです。
フルタイムとは言えずともパートタイムの労働時間に等しいような時間です。
それだけの時間を(土日問わず!)掛けていると知ると、思わずゾッとしました。
そのときに感じた恐怖心が、今日のコラムに選んだきっかけです。
最も恐ろしいのは、掛けた時間に対して得ている情報の価値が低いことです。
おすすめに流れてくる街中で撮れた面白い写真や可愛い動物の動画が半分くらい。
好きな作品のイラストやゲームについて投稿が残りの半分くらい。
どれも次の瞬間には忘れているような内容ばかりであることは確かです。
仲の良い友人の投稿を稀に見かけます。ですが日に一度でも多いくらいの投稿頻度です。
そんな友人を数えきれないほど集めて、自分だけの止まらないSNSを構成しています。
まるでみんながいつもそこにいて、自分もそこにいなければならないと錯覚します。
珍しく投稿している友人に声を掛けると、私の反応が早いことにいつも驚かれます。
みんなきっと私のようにはSNSを利用していないのだろうな、とひしひし感じました。
LINEのような誰かにメッセージを送信して通知するタイプのSNSではなく、
X(旧Twitter)のように自分のメッセージを投稿してフォロワーに見てもらうタイプのSNSは、
たとえ深夜に投稿しても特定の誰かに迷惑が掛かることがないという点が
悪影響を与えているのかもしれません。
また、誰かと会話を行っている訳ではないので区切りをつけづらいため
延々と次の投稿をしてしまう側面もあるのだと思います。
もっと何か他のことに時間を使った方がいいと思い、少しでもSNSに触れている
時間を減らそうと、ついつい覗いてしまうSNSアプリを削除したり
交流の少ないコミュニティから脱退したりすることにしました。
特にSNS側からレコメンドされるおすすめ欄を際限なく覗く癖を止めようと思いました。
皆さんもたまにはスクリーンタイムや日頃のライフワークを振り返って、
何に時間を使ったほうが良いのか改めて考えてみるのも良いかもしれません。
こう