皆さん、自分の「ストレス」とは上手く付き合っておりますでしょうか。
現代社会において、ストレス管理は非常に重要なスキルだと思います。
ストレスは日常生活のうえで避けることの出来ない存在です。
適切に管理できない場合、その人の身体的・精神的に悪影響があります。
ストレスは、様々な原因によって引き起こされます。
仕事はもちろん、友人関係、ときには家族だってその要因となりえますし、経済的問題や気象といった環境による原因もあります。様々な理由によって蓄積されたストレスは、やがて目に見える形となって問題になります。
代表的な身体的な健康面への悪影響として、不眠や集中力の低下といった、健康的な生活リズムの維持が難しくなる症状があります。また、免疫力や消化器に影響が出ると日常生活に大きく支障が出てしまいます。
精神的な健康面への悪影響として、不安や焦りによる判断能力の低下や、自己肯定感の低下やモチベーションの低下といった、仕事への悪影響が目立ちます。また、最たる例としてうつ症状を引き起こし、一般的な生活を送れなくなることもありえます。
そんな考えるだけでも恐ろしい症状を引き起こしてしまうストレスですが、皆さんはどのようにして自らのストレスを管理していますか?
私は家族や友人との繋がりを大切にしています。
私の母はまるで悩み事がないかのようにとても明るい人です。
ただ、女手1つで私と姉を育ててくれた母ですから、一筋縄ではいかない子育てだったと思います。それでも子供のために明るく接してくれたのだと、自分が歳を重ねるごとに感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな母を見習って、私も常に笑顔とポジティブ精神を心掛けることにしています。
姉は誰よりもストイックで家族にもその心構えを崩すことはありません。
ただ、やはり家族の間で隠すことはないのだろうというその構え方は、自分の芯が通った力強い生き方を感じられます。家族や友人の前でも縮こまって、自分を押し殺してストレスを抱えてしまうタイプとは無縁の正反対のスタイルです。
そんな姉を見習って、私も自分のなかに抱え込まないように気を付けています。
次に友人たちとは色々な過ごし方をしてストレスの発散を行っています。
私自身はどちらかというとストレスを発散できる方法を多く知らないので、様々な友人の真似をしてみたり、娯楽を教わったりすることで上手くストレス発散できているのだと思います。
学生時代は、美味しいものを食べることが一番の楽しみでした。
当時、スーパーの量が売りの菓子パンを頬張って空腹を満たせれば何でも良いと思っていた私には、美味しいラーメンなどの外食を探しにいくことはとてつもない異文化でした。ですが、大学時代に様々な友人ができ、色々なお店を教わっていくことで食べ物に対する考え方が変わったのです。そして、特に私は教わったお店を別の友人に共有することが楽しみでした。そこで初めて食事がコミュニケーションのツールとなったのです。
そういった様々な理由から食べ歩きが今でもストレス発散方法の一つとなっています。
また、続けてあげるならばボードゲームが大好きです。
大学時代のアルバイト先の先輩たちから教わった世界ですが、そこからとても広い交友関係を持つことが出来ました。老若男女問わず遊べるボードゲームは、食事と同じく素晴らしいコミュニケーションツールなのだなと、強く実感しています。
新しいボードゲームが出るたびに、また友人と遊びたいなと、活力を貰えています。
次に浮かぶのは、映画と舞台とオーケストラの鑑賞です。
どれも友人の受け売りですが、創作物や音楽はとても心を豊かにするものだと思います。
歳を重ねるごとに涙もろくなっていることもあり、映画は手軽に楽しめます。
ただ、たまに連れて行かれる観劇は、やはり舞台は良いものだなと考えさせられます。
映画といった映像作品でインスタントに楽しむことに慣れていると忘れがちですが、目の前で生きた人間が行うその場一回きりのパフォーマンスには、とても惹かれます。
たまに同じ理由から一人でオーケストラへふらっと行ったりしています。
自分でも驚きですが、音楽を聞いているだけなのに、涙が出てくるときがあります。
その度、また聞きに行きたいなと、日常を頑張れている気がします。
食べ歩きもボードゲームも鑑賞も、友人たちが誘ってくれたからこそ知ることができた世界です。そして、前提知識を問わず誰しも楽しめる、もしくはとてもハードルの低いコミュニケーションツールだと思っています。
誇らしい母や姉、最初に教えてくれた友人たちに数え切れないほどの感謝をしつつ、この気持ちやストレス発散方法を是非とも広めたいという思いで書かせて頂きました。
願わくは、これを読んでくれた皆さんが、今度の休日にでもご友人と出掛けたいなと思ってくだされば幸いです。
こう