人間、空腹が極まれば、何を食べてもそれを美味しく感じるかも知れない。
しかし特に空腹でなくとも決めた時間に一定の食事を摂り、それを美味しいと思えるなら、それは素晴らしいことだと思う。
好みや体調、その日の気分に始まり、味覚や栄養や旬(季節の物)といったことは勿論大切なことではあるが、何よりも食べられるということの価値を真に分かっていれば、その食事を味覚ではなく頭の中で充分と認識出来るのではないだろうか。
これは有る意味、幸せを感じ取る能力と同じことだと思う。
食事はともかく、普段から自分にとっての幸せを感じ取る能力をもっと大切にすべきだろう。
些細なことの中の「幸せ」にポジティブに気付き、認め、享受する(味わう)。
些細なことかも知れないが、その本質は自分そのものを大切にすることに繋がる。
ただし、自分に甘え、自分から逃げ、自分をごまかしたところには小さな幸せも無い。
ポジティブにと言っても、我々のメンタルは張り詰めていたら簡単に切れてしまう。
メンタルは良い塩梅を心掛けて、身体もメンタルも健やかが第一。
「悪魔のように繊細に。天使のように大胆に。」という恰好良いセリフがある。
私の場合はそれを参考に繊細かつ大胆に、小さな幸せを見出すよう心掛けている。
多分ではあるが、だから私は幸せだと思う。
ゆう