AI(人工知能)という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
便利なツール、未来を変える技術、あるいは少し恐ろしい存在と感じる人もいるかもしれません。
私は最近AIに関する記事を読む中で、「この技術が私たちの未来にどのように影響を与えるのだろうか?」と考えることが多くなりました。
その中で気づいたのは、AIの可能性だけでなく、それをどう使うかが問われているのではないか、ということです。
例えば仕事にAIを取り入れる場合を考えてみると、AIは単純作業を効率化し、その分それ以外の業務に私たちがより集中できる環境を提供してくれます。
しかしその一方で、「どのようにAIを活用するのか」「人間が介入すべき領域はどこなのか」を明確にしないと、却って非効率になったり責任の所在が曖昧になったりすることがあります。
私が最近印象に残ったのは、AIを使っている企業の成功例と失敗例を比較する中で、明確な 人間とAIの役割分担 がカギだと感じたことです。
例えば「テストコードの作成を行う」といった形でAIを使用したとしても、エラーもなく完璧に仕様に合っているものをAIが作るのは現状不可能に近いのではないでしょうか。
その為骨組みをAIに作ってもらいそれを人間が肉付けしていくとか、AIに大雑把にコードを組んでもらいそれを人間が理想の形に近づけるようリファクタリングを行う、というように最終的な意思決定は人間が行いながらそれぞれの強みを活かすような仕組みを作ることが重要なのだと考えます。
この考え方は、仕事を進める上でのネクストアクションを考えることと似ています。
AIを導入する際には、AIに何をさせるのか、人間がどこで介入するのかという「次の具体的な行動」を設定する必要があるのです。
ただ、そうはいっても勿論最初から上手くいくわけではありません。AI等新しい仕組みを取り入れるには何事にも試行錯誤がつきものでしょう。
私自身、ChatGPT等のAIツールを初めて試したとき、想定通りにいかず何度も失敗しました。
それでも「どの部分が問題なのか」「どのように指示するのが効果的なのか」を考えることで、少しずつ上手にAIを活用できるようになってきていると思います。
AIは、私たちの生活や仕事を支えるための強力なパートナーになる、もしくはなっていくでしょう。
しかし、その真価を引き出すためには人間が積極的に関与し、具体的な目標や行動を設定することが求められます。
「AIに任せるだけ」ではなく、「どう活用するか」を考え抜くことで、私たち自身も成長できるのではないでしょうか。
れん