ネクストアクションとは、言葉通り次に取るべき具体的な行動を指す言葉であり、仕事やプロジェクト管理において極めて重要な概念です。
私は去年、社会人一年目だったのですが、タスクを振っていただいた際に、時折「このタスク難しそうだけど、どう進めていけばいいのだろう…」と、そのタスクの難しさや曖昧さ故に何をすべきか分からなくなる時がありました。
しかし、そのような時に大事になるのが「ネクストアクション」です。
例えば「新しくログイン用の画面を作る」という漠然としたタスクがある場合、「画面のデザインや仕様はどのようになっているのかヒアリングする」、「どうやって実装するか調べる」、「実際に実装を進める」といった具合に分けられます。
もしそれでもネクストアクションが見えない場合は更にそのタスクを分けていく
ことで、最終的に複数の小さいタスクに分割し次にやるべき事を明確にすることにより効率的にタスクを進めていく事ができます。
とはいえ、最初はタスクを細分化するだけでもかなり難しいと思います。
経験上そういった時はネクストアクションが曖昧だったり、他のことに気を取られて、一気に色々な事を考えている事が多いです。そのため、「確認する」ではなく「〇〇について確認する」のように具体的に何をするのか考え、途中で何かしら気になる事が出てきてもあまり意識を向けず最初にやると思ったことを突き通す意思を持つことが重要です。
この辺りを意識して考え続けるだけでも、タスクについての考え方が変わってくると思います。
また、私は上司や先輩に報告をする際、ネクストアクションが見えないと何度か注意された事があります。
最初は「ただタスクを指示されて進めるだけなのに、そんな事まで考える必要ある?」なんて考えたりしましたが、実際に教える側の立場になった時心の底からネクストアクションの重要性を理解しました。
新人を教育する際、最初は付きっきりですが、段々と手を離していき最終的には独り立ちさせなければなりません。その時にネクストアクションについてその子が理解していないと、教育する側としても手を離していいのか不安になりますし、報告を受ける際ネクストアクションがないと「今のタスクが終わった後は指示が来るまで何もしないのか?」と思ってしまいます。
ネクストアクションを意識することは、仕事の効率を高めるだけでなく成長するために不可欠なスキルです。
タスクを細分化し、次にやるべきことを具体的に示すことで、自分自身の行動が明確になり、迷わずに進めることができます。更に他者に対しても信頼感を与え、仕事のスムーズな進行に貢献できるのです。
私自身、「ネクストアクション」の重要性を学び、それを実践することで、業務における自己管理能力が大きく向上したと思います。今後もこの考え方を私自身大切にし、常に次の一歩を意識して行動していきたいと思います。
れん