暑夏好悪

照りつける日差し。
息が詰まるほどの湿気。
苦しいし、すぐに汗ばんで気持ち悪くなる。
これだから夏は嫌いだ。

夏の暑さは自分たちではどうしようもない。エアコンや扇風機を点けていないとすぐに具合が悪くなってしまう。
それに比べたら、冬の寒さの方がまだマシだ。服を着込んだり、家に居るのなら毛布やタオルケットに包まれば暖かくなるのだから。
寒い時の毛布の温もりは幸せすら感じる。

それに動物が活発になる。
特に虫。多すぎる。
セミはずっとうるさい。それに大きいから怖い。いきなり飛び出してくると、心臓が止まってしまうほどびっくりするし、こっちも飛び出してしまう。
蚊なんて無尽蔵に湧いて刺してくるし、痒いし、すごく迷惑。

もうすぐ夏が迫ってきていると思うと、すごく億劫になる。
夏には、何かいいことがあるのだろうか…

そういえば、そうめんが美味しい季節だ。
麺つゆに氷を入れてキンキンに冷やし、それに潜らせツルッといただく。
想像しただけで美味しい。それに、清涼感があって、とても気持ちがいい。

それに夏といえば祭りが多い。
祭り自体は人が多くて苦手だけど、屋台に出ている食べ物は好きだ。チョコバナナやかき氷は絶対に買う。その場の雰囲気も相まって、美味しさが増す。

夏ならではのレジャーも盛んになる。プールや海水浴なんかは代表的。夏なのに涼しくなれるし、目一杯体を動かせる。夏の息苦しさを忘れられるので、とても気持ちがいい。

こうして考えてみると、美味しい食べ物が多いし、遊びも沢山ある。
暑くて苦しい季節だけど、それを補って余りあるほど娯楽がある。
夏も、案外悪くないかもしれない。

つき

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