働くという事

人は何のために働くのか。
お金の為、生きていく為、家族を養うため。
食べるために働く。そう答える人はいるだろう。

自分はどうか。

もしも明日、一生働かなくてもよいお金を手に入れたとする。
そのまま働くことをやめるのだろうか。
たしかに、働く必要が無いのならやめてしまうのも手ではある。

だが、食べて、寝て、また起きるだけの生に意味はあるのか。
何も築き上げず人生を終わらせるのは、もったいないのではないか。
そのようにも考える。

「人は生まれたからには、皆、何かしらの役割がある。」
誰が言い出した言葉であるか定かではないけれども、この言葉の通り、
自分にも果たすべき役目があるのではないだろうか。そう考える。

自分には、アイデアを形あるものにする、ものづくり技術がある。
ソフトウェアがメインではあるが、ある程度の電子回路を設計する知識もある。
分からないことがあれば、それを調べる手段を知っている。
今まで生きてきた中で得られたものだ。

この知識は、自分ひとりの力だけで得られた物ではない。
色々な場所で色々な人と出会って指導して頂いた。本を読んで覚えた事であっても、
その著者が居なければ知識を得られなかった。

人と人の繋がりがあって、今の自分がある。
今の自分を、誰かの助けになるようにしたい。
誰かを助け対価を得て、ついでに自分の足跡を残す事が出来れば、
少なからず有意義な人生になると思える。

人は食べる為に働くのか、働く為に食べるのか。
その様な格言があった気がしたが、正確な言い回しを置いておく。
自分は、「働く為に食べる」方でありたいと思う。

しん

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