流通と販促

まだ開発側しか経験していない私ですが、将来自社製品を販売するまでに営業・販売の知識や技術は身に付けておきたいと思います。

最近、通販サイトでとある商品を購入しました。
「デザイナーズトイ」と言ってデザイナーやアーティストの方によって作られたトイ・フィギュアです。
ネットサーフィンをしていてふと目に入ったデザイナーズトイで、調べてみるとその商品紹介で海外のイラストレーターがデザインしたキャラクターをモチーフにしたフィギュアということを知り、アート性や拘りがたくさん詰まっていて、とても惹かれました。
それは海外の商品でまだ日本では販売しておらず、ネットを通してしか巡り合えないものでした。

販売窓口の通販サイトがどんなサイトなのかも確認しましたが、顧客獲得の為、目先の利益よりもサイトの認知度やリピートの為のサービスを浸透させることに苦心しているようです。
その通販サイトは海外の窓口と直接やり取りをして商品を仕入れる際に、商品の保証を優先しながらも大量仕入れでコスト削減することで、販売価格を抑えてもいるようです。
しかし、取引相手が海外であるがゆえに、情報の行き違いや輸入時のトラブルもたまにあり、そのあたりは大変そうだなと思います。

一般に流通や販促の事情は大企業と大企業以外で大きな違いがあります。
大企業では自社で物流網や販売網などを独自に確立しており、ある程度保証がされていますが、大企業以外では物流経路や販売を担う小売店との連携のひとつひとつが重要になってくると思います。
販促を見ても大企業では市場調査や広告に一定の予算を投入できるため、必要ならばメディアへのアピールなど思い切った手が打てます。
対して大企業以外では販促についても販売担当との連携が必要となり、顧客の口コミなどはより大切なファクターになると思います。そのため必然的に顧客対応に力を注ぐことが必要な戦略になってきます。

ITでよくある請負開発はお客様の希望をシステム化・製品化として実現しようとますが、自社開発の場合は、世間(社会)のニーズやトレンドを分析・研究した上で開発を検討し、「必要か」「役立つか」という見極めとアイデアが大切になります。もちろん「利益」を生めるのかという点も。

将来、弊社でも自社製品を作り出し、開発した際には、その流通と販促が一からの挑戦になると思います。文字通り、額に汗をして自分の足で飛び回る事になると思いますので、今のうちにその勉強(練習)をしておきたいと思います。

あさ

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