冒険心

みなさんは、昔は○○だったけど今では〇〇、みたいなことありますか?

体力の衰えなど年々厳しくなってきたりするものもあれば、昔は好きだったけど今では嫌いになってしまった、など大なり小なりあるかと思います。
私も昔はトマトが大好物でしたが、今では別に好き好んで食べるまでもないかな〜くらいになってしまいました。
体型も今でこそお腹が肥えてしまいましたが、昔はシュッとしていたので(うそではありません)昔はすんなりできていたこと今ではなかなか厳しいものもあります。

今ではすっかり部屋にいる時間の方が長くなってしまった私ですが、
元々私が生まれ育った町江戸川区は、地域の特性もあり、公園が多い町です。
そんな町にいたので子供の頃は割りと活発で、それこそ毎日のように公園で遊ぶようなそんな子供でした。
そんな特色もあり、23区内の割には木々もたくさんありました。
やっぱり男の子なので、「秘密基地」にはすごく心を弾ませ、いろいろなところを確保していました。
木々に囲まれた少ない空間であったり、廃墟であったり。
今思えば不法侵入ですね(笑)

他にも「馬鹿と煙は高いところが好き」とはよく言ったもので、よく後先考えずに小さいマンションの横にあるような非常用のハシゴに登ったり、公園のトイレの屋根に横の木を利用して登ったり…
たまに周りの大人に怒られながらも懲りずに危ないことをやっていました。
今では高所が苦手なので、何でそういうことをやってたんだろう、やれたんだろうって気持ちがあります。

高所以外にも、虫などに対しても好奇心旺盛だったように思います。
春先には毛虫を素手でつついたり、蛾を素手で捕まえたり、青大将を木の棒でつついたり、カエルを素手で捕まえたり…
いまじゃ虫なんて素手でさわるなんて到底無理ですし、ゴキブリなんてものを見た日には必死に取り繕っていますが、心の中では悲鳴をあげています。
今住んでいるところが9階なので、自宅では遭遇する機会もなく、安心する日々を送っているのが幸いです。

当時は何も怖くない、どうなるか知りたいという冒険心だけで動けていたのかなと思います。
今、大人になり、同じことができるかと聞かれれば迷いなくNOと答えるでしょう。
世間体やリスクを恐れてしまっているように思います。
もはやリスクを言い訳にしていることもあるでしょう。
子供の頃の自分が今の自分を見たらなんてつまらない大人と思うことでしょう。

確かに子供の頃とは異なり視野が広がり他人の目を気にしたり、やってはいけないことと理解しているので、やらなくなったことは多くなったかと思います。
よく「空気を読む」と言いますが、いつしか空気を読むことに囚われ、いつからかみんながやっていないことに対するものへの「一歩踏み出す勇気」。それこそ冒険心というものが自分の中になくなってしまったように思えます。
同調しかせず自分を出していないのだから、そりゃあみんな同じような意見しか言わなくて、没個性になってしまいつまらない大人の完成です。

場を乱さないための「空気を読む」
もちろん大事ですが、同調することに囚われてはいけません。
確かに同調をすれば場は進行するかもしれません。
だって反対意見がないのだから。
そうなれば会議もただ淡々と声の大きい人の意見ばかりが取り入れられ、意味もないものとなるでしょう。時間の無駄でしかありません。
そうならないためにも子供の時にあったはずの「冒険心」
忘れてしまわないよう、今一度思い返したいものです。
もちろん、虫は触りたくないし高いところにいきたくないけれど。

会社の代表として、いつまでも甘えているわけにはいきません。
会社の代表として決断する場面は度々訪れるでしょう。
今継続している事業だけでなく、新たな事業に踏み出すことももちろんあるでしょう。
そんな時、リスクを恐れて停滞するのではなく、冒険心を持って一歩踏み出せるようにしていきたいです。
これからも株式会社インテグラル・ソリューションズをよろしくお願いいたします。

とも

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